弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

弱虫ペダル名言カルタ(仮)連載10周年 お祝い勝手企画 その4完結編

わたるん先生


このカルタシリーズ、ようやく最後までたどり着きました。 すっかり間延びしてしまい、インターハイの3日よりも長い4日に分かれて、さらには初回分を作ってから1ヶ月以上も経ってしまったのは反省です。こういうのは勢いがあるうちに一気に仕上げてしまうことが大事ですね!

そしてセリフの確認に古いコミックスをひっぱりだすのは要注意です。ついつい読み過ぎてしまいます。

前回はこちら www.yowapeda.net



ま行

巻ちゃん オレは感謝せずにはおれんよ
この最高のシチュエーションを用意してくれた 山の神に‼︎


東堂尽八 12巻 RIDE 98 最高潮 RIDE 29


1度は諦めたライバル巻ちゃんとの最終勝負(ラストクライム)。それが実現できるとわかったときの東堂の喜びようは絵に描いたような「喜び爆発」でしたが、山の神に感謝するなんて、東堂めちゃくちゃ日本人ぽいですって東堂日本人だけど。

けど確かに、とても嬉しいときにはそれぞれの神様に感謝してしまうのは日常あるあるなんですよね。美味しいお酒が飲めたら酒の神に、美味しいご飯が食べられたら畑や海、山の神に、そして弱虫ペダルが読めるのはわたるん神に。


右抜きだったら誰にも負けない新開
…それでいいじゃないか‼︎ スペシャリストはいいぜ? 美しい‼︎


東堂尽八 15巻 RIDE 126 追いつめられた新開 RIDE 35


ウサ吉の母ウサギを轢き殺してしまった後、ようやく自転車で走れるようにはなったけど敵の左サイドからどうしても抜けない新開の相談にのっている箱学同級生3人。偶然なのか、それともチームメイトだから考えが揃ってくるのか、基本的にみんなの考え方は同じで、”できないことを無理してやるより、できるところを伸ばせ”。

あでも、登れない田所に寒咲(通司)さんが「スプリントを極めろ」といったのも同じく、”得意を伸ばせ” ですね。 できないところを伸ばそうとすると「ない」にフォーカスしてしまうけれど、得意を伸ばすことに集中すると「ある」が「もっとある」になるからより伸びる、結果できないことも引っ張られて少しずつ良くなっていく、というのは真理ですね。細かいところまで深い……弱虫ペダル。


迎えにきました 田所さん‼︎


小野田坂道 14巻 RIDE 115 沈む、田所 RIDE 33


チームで一番ちっちゃくて弱っちい感じの坂道が最も重量級の田所を引っ張ってこれからチームに追いついていくわけですが、この時の坂道はとても大きく、頼もしく見えます。振り向いた坂道のまっすぐな目。とっても力強くて素敵です。


めんどくさいヤツだな バカ
おめェの役割は山岳リザルトだ
箱根学園(ハコガク)のプライドはおめーにかかってんだよ
時間ねェつってんだ
最初に飛び出したクライマーはもうずいぶん先だ ここで出ねェとおさえきれねえェ

もっかい言う!
おめェの役割はこの地元箱根の山岳を確実に獲ることだ
ったく 気づかねぇのか バアカ
頭に血ィのぼってんじゃねーよ

総北巻島は出ないんじゃない 出られないんだ
今年の総北にはクライマーが一人しかいないのさ


荒北靖友 11巻 RIDE 93 もう1人のクライマー RIDE 27


このころの荒北は正直ちょっとうざいなぐらいに思っていたのです。状況はよく見えてるし、頭に血が上っている東堂に役割をハッキリ示しているところも、まったく正しいけど、なんかその言い方、もうちょっと言いようってものがあるでしょ、と言いたくなるような人でした。特にアニメでの「総北巻島は出ないんじゃない 出られないんだ」は総北なんて相手してる場合かよ、と総北をバカにしている感たっぷりの言い回しで、カチンときたものです。あんなに心を持って行かれることになるとは、この時は夢にも思いませんでした。
一回好きになるとこの長ゼリフは大大大好き。途中で切ることなんてできません(笑


もうほとんど力残ってないから
ボクにできることはひとつしかないです
ジャージを 皆さんに託されたこのジャージを
精一杯ゴールに届けることしかできないんです


小野田坂道 27巻 RIDE 230 空を仰ぎし者 ROAD 24


ゴール目前で手嶋や青八木(杉元も、たぶん)の応援の声が聞こえた気がしたときの坂道の心のことば。真波も好きだけど、やっぱり総北ジャージを誰よりも速くゴールに届けて欲しい、それだけ祈りながら読んでました。涙が邪魔で文字がぼやけるので、たいていアニメをBGM代わりに流して読んでますが『ペダルを踏め』の音楽が入るとよけいに涙が止まらなくなるという無限ループに陥ります。

手も腕も脚もしびれているけど感覚だけは研ぎ澄まされていて、いろんなものが肌から耳から入ってくるのだろうなぁ。思い出しただけでぶるっと身震いしてしまいます。そんな風に五感を解放できる自転車ってすごい。


や行

山だけは誰にも負けねぇって 誓ったんだ


巻島裕介 5巻 RIDE 37 巻島 RIDE 10


弱ペダのキャラクターたちはみんな、とても意志が強いですよね。そしてコツコツ努力を続ける。悔しい思いをバネにして、ぜったい見返してやる、証明してやる、と人の見ていないところで努力を続ける姿が眩しいです。

歩き方、立ち方、髪の色などいちいち先生に注意されて窮屈な思いをしていた高校生活の中で、これなら負けないと自信のあった登りまでフォームを先輩にボロクソに言われ矯正されて、ますます窮屈な思いをしていたのをはねのけた『オレ練』。
欲しいものがはっきりわかってる時って、思い通りにいかなかったらどうしようとか迷うひまさえ生まないほど行動力が上がるんだなぁと、弱ペダを読むたびに思います。


ゆずんねぇよ このポジションだきゃあ
オレが…オレが山頂を獲るんだ
そのために オレは全部捨てたんだ‼︎


東堂尽八 12巻 RIDE 97 希望を捨てて RIDE 29


普段は軽い東堂ですが、”山の一番” は誰にも渡さない、その意地とプライドと登りの速さは一級品ですね。そのギャップがとっても可愛いしかっこいいです。その”シリアス”なほうの東堂が、ライバル巻ちゃんとの勝負が叶わず、役割を全うすることだけに専念する心情を吐露した時は、格好いいほうの、残念さゼロのイケメンの東堂。意志の強い東堂。巻ちゃん要素が抜けるとすこぶる男らしいです(笑


呼んだぁー?


東堂尽八 11巻 RIDE 87 箱根 RIDE 26


名言というと、感動する、深い、学びになる、そんな”えらい”言葉、”重みのある”言葉と思いがちですが、その人(キャラクター)らしい、とか、これを聞くとその人を思い出す、単に大好き、っていうところまで拡大してもいいのかな、と思うことがよくあります。代名詞、的な?
このセリフは1度しか出てこないけど、東堂にしか言えない軽さ、東堂がいうから何の躊躇もなく「呼んでねーし」と返せる、そんな名(物)セリフですね。
東堂がカッキーなのは神キャスティングとしか言いようがない、こういうセリフの時必ず、その思いが頭をよぎります


ら行

最終勝負(ラストクライム)だ‼ ︎絶対に手は抜くなよ 抜いてたら、ここにはいないっショ!


東堂尽八&巻島裕介 12巻 RIDE 98 最高潮 RIDE 29


言うことありません。ただただ噛み締めて、これから始まる最終勝負(ラストクライム)に備える合図です。


(アンタ箱根学園(ハコガク)の エース スプ…なんやったっけ?)
リンターだよ


新開隼人 15巻 RIDE 122 箱根学園 4番 RIDE 34


正直苦しくなってきました。「り」で始まることばはそうそう転がってなくて、無理やり感も承知で。

相手のプライドを崩しにかかる御堂筋の口撃をまっすぐまともに受けて返す新開さん、かっこいいですね!そんなの効かないよ、という性格のイケメンさがストレートに出てて、”聖の新開” vs "毒の御堂筋" な感じでこのやりとりかなり好きです。


るっせ ほめんな‼︎


荒北靖友 16巻 RIDE 137 シングルゼッケン RIDE 38


『るせー、ほめんな‼︎』という別バージョンも合わせると、けっこうあちこちでてくる荒北さんの”ほめんな”。褒められると居心地悪くてすぐツンツンしてしまう荒北さん、人のこともあんまり褒めないのは、その裏返しなんでしょうね。そういうところ可愛くて大好きです。


レースに負けたら機材を疑え
レースに勝ったら自分を讃えろ

だぜ?


巻島裕介 5巻 RIDE 43 しかけの壁 RIDE 12


坂道1年生の初合宿。自分の自転車にも今泉や鳴子のように細工がされていることに気づかず、なぜ坂が楽しくないのだろう?なぜこんなにも身体までが重いのだろう?と1人で悩む坂道へのアドバイスですが、リアリストって言うより都合いいよねって笑いました。深刻になりすぎんなよ、背追い込みすぎんなよってことだと思いますが。


ロードレースはいつでもシンプルです
途中でナマケテもガンバッテもかまわナイ
誰デモかまわナイ
一番最初にゴールに到着した者が勝者デス


ピエール監督 3巻 RIDE 23 サグリアイ RIDE 07


総北高校自転車競技部監督のピエール先生初登場の1年生レース終盤。めったに口を開かないピエール監督ですが、この時はめっちゃ喋りました。 もう自分たち二人だけの勝負だと見切った今泉と鳴子に、気を抜くなとムチを入れた一言。いつも目がなくなるほどの笑顔しか見せないピエール監督が珍しく目を開き、ピシッと言い放ったこの言葉で二人と同様に読んでいる方も、ああこの人すごいんだって気合いを入れ直して読んでいました。こういう風に大事な時に短い一言で気を引き締めさせることができるピエール監督の大物さかげんを読んでいる方も感じる場面ですね。


悪いのう
オゴってくれや ベプシ


待宮栄吉 21巻 RIDE 176 その先の領域 ROAD 10


集団を利用して出し抜いて箱学を追い落とそうとした広島呉南の待宮が、荒北(&真波・坂道)との20メートル引き離しバトルに敗れて、ジーッとジッパーを下ろしながらつぶやいた一言。
めちゃくちゃ大嫌いだった待宮にころっといった一言でした。ずっと後のスペアバイク待宮編でさらに大好きになりましたが、このバトルに負けた後の潔さだけでも、それまでマイナス300点ぐらいだった待宮のポイントは一気にプラスに転じました。全力で闘って負けたらそれは素直に認める、こういう潔さ、かっこいいです。

そして関さんの感情たっぷりの鮮やかな表現が、嫌らしい敵キャラを脱いで男らしい素に戻った待宮の魅力をぐっと上げてます(バイアスかかってます)。関さんじゃなかったら待宮ここまで好きになれなかったかもしれない。


をいっ。巻ちゃん そりゃないぜ


東堂尽八 11巻 RIDE 87 箱根 RIDE 26


さすがに苦し紛れの無理やりです、すいません。 こういうピンチの時に助けてくれる東堂。さすがです。山神様、仏様、東堂様!


んなまっすぐな目で見られると、照れるッショ


巻島裕介 21巻 RIDE 180 1枚のジャージを ROAD 12


巻ちゃんってたぶん相手の目を見て話できないタイプですよね。坂道もあんまり人と話すのは得意じゃないけど、強い意志を持って発言する時は相手を貫くほどのまっすぐな視線。そりゃあ巻ちゃんじゃなくてもそんなまっすぐな目で見られたら照れるっショ。


めちゃくちゃ間延びしてしまいながらも、ようやく最後までたどり着きました。なのにやっとゴールしたというより、次は何でまとめようかな?と次の企画に気持ちがいっちゃいます。
学校別で総北編、箱学編、個人別では荒北編、御堂筋編、信号機編とか、クライマー編とか、いろいろパターンは尽きなくて、入れ替えとか新版とかやりだしたら一生遊べそうです。
今度はランキング作ってみようっと!


最初の『あ』から www.yowapeda.net