弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

弱虫ペダルRIDE.496『奪われた200m』鳴子劇場総仕上げへ

わたるん先生


今週の弱虫ペダルRIDE. 495『奪われた200m』。

ついにこのときが来てしまいました。鳴子ー。
予想はつくけどそれは嫌だ、それじゃない展開を、と一縷の望みをつないできましたが、もう避けられないのですね鳴子のリタイアは。


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鳴子を通して浮き彫りになる今泉の覚悟

今週は鳴子がメインなのは間違いないのですが、リタイア覚悟の鳴子の最終便宣言を通して、今泉が心の中で固めた覚悟が浮き彫りになった、そんなふうに感じました。

何つべこべ考えとんねん スカシが


と今泉の頭をボカっと叩いた時の鳴子は、いたって普通の、教室で3人でじゃれている時のような軽さで、体力も視界も限界ギリギリだなんて微塵も見せません。

すぐ深刻になって頭でいろいろ考えてぐるぐるしがちな今泉も、ぽかっとやられたおかげで虚をつかれ、ぐるぐるしていた思考のループから解き放たれてハッと我に返ったような表情です。

さすが鳴子。今泉の深刻さを抜き、ふっと緩めるのがうまい。


前に出ながら坂道と今泉に向かって

“時に大胆に” や‼


という鳴子の目がすでに光を失いつつあるのを、ここでようやく知る坂道と今泉。
今までの鳴子らしくない不安定な走りの理由がわかって鳴子を助けようとする坂道。その

鳴子くん 下がっ…


と言いかけた坂道を左手で制した今泉の、確かめるような鳴子への問いかけ。

引く てのか
おまえが 鳴子

弱虫ペダルRIDE.496『奪われた200m』
引く てのか おまえが 鳴子


鳴子に引かせることがどういうことなのか。


鳴子の答えはわかっているし、それが何を意味するかも知っていて、それでもあえて鳴子の口から聞くことで、自分自身の覚悟を確かめようとしているようです。

鳴子は必ず追いつくまで全力で引いてくれるに違いない。
その鳴子の走りに自分はどう応えるのか。

鳴子の想いを背負う覚悟を固める儀式のように感じました。


すべてを悟って絞り出すような今泉の

たのめるか‼


の一言。

表面的には「たのめるか」と鳴子に問うてはいるけれど、「あとは任せろ」と鳴子に返す心の声が聞こえました。

去年の籠坂での登りの引きと派手な散り際を思い出さないはずはない。
私たち読者もそうですが、今泉と坂道もそれは同じですよね。

去年よりパワーアップしている鳴子ならあれ以上の必殺技を繰り出して登りを引いてくれるに違いない、今泉もそう信じてるはずです。鳴子が引いてくれるなら必ず追いつける、追いついた後は任せろ、お前のその想い必ず真っ先にゴールに届けてやる、そんな今泉の想いの詰まった「たのめるか」。めちゃくちゃシビレました。


最後まで攻め続ける鳴子 かっこよすぎ

キョリ……200か…


の背中だけで鳴子が引くと言い出すのがわかりますね。

実は先週、この後鳴子は自分が盾になり箱学を食い止め、スカシと坂道を先に行かせるのでは?という考えが頭をよぎったのです。全く望まない展開なのですぐに飲み込みましたが。よく考えてみるとそれってまったく鳴子らしくないなって今週の展開を読みながら思いました。

出たら追う それでええやろ


こういうシンプルさが鳴子なんですよね。そして前に前に、攻めるのが鳴子。

まだまだ読みかたが甘いなぁと思いました。

お代はツケにしとくわ 乗っていきや 小野田くん
ついでにスカシ
鳴子列車の一番ド派手な最終便に‼


この期に及んでまだ「スカシ」をついで扱いする余裕。

焦点は定まらないのに、堅い意思ははっきりと見て取れる眼差し。

鳴子列車最終便のド派手宣言。


どれもこれもかっこよすぎます。

一秒でも長くそのド派手な勇姿を見ていたいです。 ここからの鳴子劇場はできるだけできるだけ引き伸ばしてください。

そうですね、半年ぐらい。


気づいたら鳴子もゴールしてた!
っていう嬉しいサプライズでもいいです。そんな裏切りなら大歓迎です!


今週の後半は頭の中で「限界走行」が鳴りっぱなしでした。

弱虫ペダル GRANDE ROAD (グランロード) 第15話 鳴子!真骨頂!


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