弱虫ペダル RIDE.489『鳴子vs真波』鳴子ますますかっこいい
わたるん先生
今週の弱虫ペダル RIDE.489『鳴子vs真波』。
もののみごとに、完璧なまでにきれいに予想を裏切られました。鳴子と真波、この二人が対決するなんて、まったく考えもしませんでした。ちらりともかすめなかったので、悔しいを通り越して清々しいです。
そうか、そうくるのか?!って。
インタビュー(イベント?)でおっしゃっていた「そういえば、あのキャラとこのキャラまだ喋ってなかったからようやく叶った」系ですか?
山で真波相手に勝負って、どう考えても鳴子の分が悪すぎですが、手嶋山岳賞の前例もあるので、全力で鳴子応援態勢です。
総北信号機トリオの約束 手繋ぎゴール
この展開、正直全く読めなかったので、正直かなり戸惑いました。
鳴子の本心は、どっちなんだろう?いや両方なのか?いろんな考えが頭の中をぐるぐる回ってしまいました。
”3人で手繋ぎゴール” は前にも鳴子は口にしていました。鳴子がそれを口にした時、坂道も今泉も、はっと驚きながらもすごく(特に坂道)嬉しそうで、1年越しでこの夢が叶うのか、と読んでいるほうも期待がグーンと上がり、血が沸いたのを覚えています。
何ならーー
小野田くんと スカシと 3人で
肩でも組んで 手でもつないでゴールしたりましょうか‼︎
これを聞いた時の手嶋は
希望なのか
それを叶えようとする力なのか桁が違う感じだ
そうか こいつが
この3人の強さ なのか‼︎
と、この3人の不思議な絆、強さを初めて目の当たりにしてザワついていました。
そして
もしかして これが 最後
箱根学園に
立ち向かう力になるのかもしれない‼︎
と希望の光を見出してもいました(RIDE.461『小さな約束』)。
だけど一方で、最後のゴールの前に真波をおびき出し、限界まで真波の足を削る、という手嶋のオーダーのこともちゃんと覚えていると思うのです(RIDE.466『手嶋のオーダー』)。
手嶋がオーダーを出した時とは展開も場面もすっかり違ってきているので、そのままスライド適用とはならないとは思うけど、その両方を鳴子は狙っているのでは⁈
鳴子、欲張りなヤツめ。
そういうところ好きですけど。めっちゃ実現して欲しいですけど!
鳴子またまた進化の予感
ゴールまで約10キロ地点で始まる、この鳴子と真波の勝負。
真波はエンジンがかかった顔つきになってはいますけど、まだ今年は羽根ほとんど出していません、いやまだ一度も出してないかな?
ということは、まだまだ真波は速くなるわけで。いくら天才鳴子章吉でも、元スプリンターからの転向だし、完全に分の悪い勝負を挑んでいるわけで、ファンとしてはやきもきせざるをえません。
でも、1年前の籠坂峠で目が見えなくなるほどの全開で登った、という本番でものすごい力を出す性質であることに加えて、手嶋の山岳賞を獲った最後の走りで鳴子もビリビリととびきりのバイブレーションを受けとっていることから、去年以上に限界を超えた進化を見せてくれるはず、と期待は膨らんでいます。
そもそも3人での手繋ぎゴールは鳴子が言い出したことで、籠坂でのリタイアの時も、
すまんかったな…‥
スカシ… 小野田くん…
ワイが言い出したのに……な約束……
守れそうに……な いわ
と最後の最後まで想いを残していました(RIDE.195『やり遂げた男』)。
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その想いが伝わり、今泉と坂道をあそこまで動かしたわけですが、一番それを果たしたかったのは他でもなく鳴子本人。
去年は自分の目で見ることができなかったゴール。
友達をこよなく愛する男の ”友達と一緒” のゴール、それもド派手に。
その絵空事のために1年間かけて、ツマサキススムクンやら、スーパーピラピラダウンヒルやらの鳴子商店自社開発をしてきたのだから、これから先もまだまだ粘って粘って、最後の最後にとっておきを出してきて、一段と進化した姿を魅せてくれると思ってます。
1日目ゴールを逃した悔しさ、2日目の山でスカシとバトンタッチするまで京伏に食らいつき続けた粘り強さ、そのすべてがこめられた走りをこの3日目の最後の山で魅せてくれる、そう信じてます。
御堂筋との口撃バトルを予想していましたが、真波もたいがい減らず口なので、2日目の「来いや!」以上に削られながらも、絶妙な返しと突っ込みを織り交ぜて鳴子が食らいついていく姿も楽しみです。
それに、ゴールまで数キロ(5キロぐらい?)の地点にはOB3人も待ってます!田所さんの目の前をもう一段早くなった「赤いマメツブ」がニカッと笑いながら「おっさん、見とってくださいよ!」と過ぎていくところも見たいです(もっと言うと別チャンのスペアバイク田所迅編とも絡んで欲しい!)望みは尽きませんー泉のように湧いてきます。
そして最後は、信号機手つなぎゴールをシルエットではなく、”巻頭カラー”でドーンと見たいです。
アニメはいつ?
この展開、アニメで福島さんの声でしゃべり動く鳴子、沢田完さんの音楽が流れる中を目一杯で走る鳴子を早くも見たくてたまりません。
1年前の籠坂峠「限界走行」のメロディをバックに激走する場面、何度泣きながら見たことか……。
まだ連載もこの先どうなるかまったく読めないのに気が早すぎですが、今年の鳴子は去年よりも数段カッコよくなってるので、これからの場面もぜったい動く鳴子はかっこいいに決まってますから、すでにアニメの映像も妄想しながら続きの展開を楽しみにしています。
手嶋、最後にオーダー変更してましたね……これはもう3人でゴールするしかないっショ