弱虫ペダル アニメ OP/ED 過去作品から一気振り返りまとめ GRAND ROAD編
わたるん先生
今週からアニメ4期の2クール目ということでOP/EDが一新され、ちょっと慣れるのに時間がかかりそうだという話から今までのOP/EDを振り返りたくなり、まとめてみたシリーズ。第1期編に引き続き、今回は一番好きな第2期GRAND ROAD 編です。
アニメ弱虫ペダル GRAND ROAD (第2期)1クール
OP「Determination」LASTGASP
シリーズ中、いちばん好きなオープニングです。曲もアニメーションも、その組み合わせで大好き!
ドラムとベースの力強さがレースの緊張感につながる感じが良くて、もちろん歌詞も。特にここ。
追い越して行けないその理由(わけ)が
いつだって「自分(ぼく)」なの分かってる
踏み出す「もう一歩」が僕等を救うから
勝利(かち)も敗北(まけ)も何一つ決まってやしないのに
その希望(ひ)を消さないで
挫折(なみだ)の向こうへ
久しぶりに歌詞をちゃんと読んでみると、改めてやっぱりすごくいい歌詞だなぁと思います。 読み方がものすごい無理やりな当て字なのも意味があってのことだっていうのがよくわかります。ああ、いい曲だ。弱虫ペダルにはロックがよく似合いますね。
アニメーションは総北と箱学の先輩後輩ペアが続く中、唯一荒北と福ちゃんだけが同級生コンビ。その後ろで回り続けるクランク、チェーン、ギアが時計のゼンマイにも見え、時は止まらない、前に進まなきゃと語っているようにも見えます。
ここ、そのペアごとのポジショニング、ペアの特徴をすごく表しているのですね!改めて注意して見ていたら、なるほど〜と感激してしまいました。
巻ちゃんの後ろにいる坂道は200%憧れ全開のメロメロ表情、田所と鳴子は向かい合って意地張り合う姿、金城の後ろにいる今泉はその背中に絶対追いついて追い越してやるという意思を秘め、あさっての方向を見ている真波をそれもよしと見守る東堂、泉田を背中から見守る新開。そして口では文句も憎まれ口も散々言うくせに、福ちゃんには絶大な信頼を置いている荒北は、そのツンデレぶりを背中合わせという形で。
たまりません!前よりもっとこのOPアニメ好きになりました。
京伏に加え新たな脅威(?)の広島呉南もやっぱり黒っぽく描かれ不気味さを醸し出しているところからの場面転換は、青い空、森、道、湖、インハイのレース、ライバルとの勝負、そして青い空をバックにばっさぁと音が聞こえるほどの大きさで開く真波の羽根。これから始まる勝負の予感。
最初と最後、場面はすごくかっこいいのに不思議なのが、富士山をバックに湖の上に並ぶキャラクターとそれぞれの自転車。なんで浮いてんの?氷張ってる?ここだけいまだによくわかりません。
TVアニメ『弱虫ペダル GRANDE ROAD』オープニング・テーマ 「Determination」
- アーティスト: LASTGASP
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/11/19
- メディア: CD
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ED「リアライズ」ROOKiEZ is PUNK'D
これもロックでドラムがすごくいいのです。曲でドラムがいい、と特別に思ったことはあまりなかったのですが弱虫ペダルのオープニングやエンディングでドラムが効いてる曲っていいなぁと思うようになりました。歌詞はここが好き。
飛び込め ビビってないで
頭ん中 理解っていたって
ギリギリのライン上で
無意識のブレーキを踏み込んでる(中略)
届きそうもない願いだろうと 手を伸ばせ
そう何遍だって 喰らいつけ 果てるまで
決め付けていた枠 飛び出して その未来へ
届け 描き続けてた眺めへ
アニメーションはこんなにてんこ盛りだっけ?と思いました。かなり飛ばして見てたんですよね、GRAND ROADは次を早く見たくてどんどん先に先にと(すいません)。久しぶりにオタクな坂道に始まって、定番の青い空に白い雲、森の大自然、ひまわりを背負う箱学の横には黒猫や委員長もいるし、東堂は電話しながら指差してるし。富士に羽ばたく白い鳥はどうしても真波に繋げてしまいます。
TVアニメ『弱虫ペダル GRANDE ROAD』エンディング・テーマ 「リアライズ」
- アーティスト: ROOKiEZ is PUNK'D
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/11/19
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アニメ弱虫ペダル GRAND ROAD (第2期)2クール
OP「リマインド」ROOKiEZ is PUNK'D
歌詞のこの部分、田所さんの ”泥食っても前に進む総北スプリンター魂” を思い起こさせます。作ったSHiNNOSUKEさんは鳴子イメージで書いた*1そうなので、的外れでもないか……
I will never ever give up
まだ取り戻せるglory
流した涙の苦さ飲み込んで
I will never ever give up
ボロボロになったって
繋げその意志を
アスファルトの味 忘れないぜ
オープニングアニメーションが、鳴子の語った3人での手繋ぎゴールのシルエットから始まるのですよ!
今個人的に最も旬の関心ごとなので、久しぶりにこのOPを見て、信号機手繋ぎゴールを見たい気持ちがまた高まってしまいました。しつこいくらいに、見たいです。
レースの回想から夕日に向かって各チームが最終日、優勝への決意を新たにしているシーンに移り、先輩たちの背中を見て最後を託された坂道の最後の登りへという流れの中に物語の展開がぎゅーっと凝縮されていて、すごい。
坂道からT2(みんな拳を握ってるのに青八木だけいちばんの”1”‼︎)までの総北の並びがゴール順、逆に言うと後ろから散っていく順、というのが、後から見返すとなんとも言えず切ないです。ああこの順で散っていったなぁ、今ここまできてるから次は……と散る場面が必ず頭をよぎり、赤い自転車の車輪にもきゅうっと胸を締め付けられます。
TVアニメ『弱虫ペダル GRANDE ROAD』第2クールOPテーマ「リマインド」
- アーティスト: ROOKiEZ is PUNK'D
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/02/18
- メディア: CD
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ED「栄光への一秒」MAGIC OF LiFE*2
真波だー、といつも思ってしまう歌詞です。
このへんとか、
いつだってそうだ
次などはない
はねのけろ 一瞬を
このへん
ありがとう
僕は生きてるよ
みんなの鼓動感じてるよ
このエンディングアニメーションの見どころは、なんといっても14話と15話の間でほんの一瞬だけどとても重要で大きな違いがあること。14話までは元気な鳴子、15話からは「小野田くん、アホか」と坂道のいないほうの右側に向かって右腕を伸ばす、もうほとんど視力がなくなっている鳴子。
14話「最後の作戦」と15話「鳴子!真骨頂!」この2回の間の一番の大きなストーリー上の変化をしっかりエンディングアニメーションに反映するなんて、正直めんどくさいし、もしかしたら気づかれないかもしれないことをやってのけるトムスの弱ペダチームに感激したのを今でも覚えているし、何度見てもこの変化にああってジワリます。
この違いがあるからこのエンディングだけは何度も見ているからといってもつい見入ってしまいます。
TVアニメ『弱虫ペダル GRANDE ROAD』第2クールEDテーマ「栄光への一秒」
- アーティスト: MAGIC OF LiFE
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/02/18
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こうやってみると、オープニングもエンディングも、ストーリー展開やキャラクターの特徴や関係性などいろんなことが詰め込まれた一つの作品なのですね。一気見の時にバンバン飛ばしていたのを本当に申し訳ない気持ちになりました。
新世代は次回に。
*1:http://newslounge.net/archives/164139
*2:DIRTY OLD MENから2014年10月17日に改名