弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

アニメ 弱虫ペダル GLORY LINE 16話「遅れる総北」T2再会のBGMは『Link』

わたるん先生


今週のアニメ弱虫ペダル GLORY LINE 16話「遅れる総北」。
スプリンター二人の合流、T2の再会がLASTGASPの『Link』のおかげで予想以上に感動的な場面に仕上がっていて、涙ものでした。先週に続いて、今週も旧世代のテーマ曲がこんなにもぴったり合うことに驚きです。


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ピンチで笑う坂道

T2の再会と同じぐらい楽しみにしていた坂道のこの場面。

5人で走ったら きっと速いだろうなって‼︎

可愛い!坂道! いきなり口のどアップで笑ったけど、この坂道の顔、とにかくめっちゃ可愛い!

絶望という言葉は坂道の辞書にはないのだなぁと思いました。坂道の口から悲観的な展望が出ることってほぼないですよね。いつも前向きで、それもがんばって前向きになろうとしているのではなく、自然体で前向き。脳天気、楽観的すぎ、と言われるほどにポジティブでそのことをとても『楽しみにしている』。 この「楽しみにしている」っていうのが坂道のいちばんの特徴で強いところなんだろうなぁと思うのです。

だってお二人は スプリンターですから

これを言ったときの坂道の希望に溢れる笑顔。 まだ想像と言いながらも、心の中ではきっと来ると信じて5人で走れることを楽しみにしている顔。

マンガで読んだ時も思ったのですが、同じ一つの現象を見ていても、人によってつける解釈が違うとこうまでも人の反応や行動は違うものなのだなと改めて思わされました。

1年生の時のインハイ最終日でも、『山の手前まで見届けろ』と3年生に言われたとき、鳴子と今泉は「もう終わった、何もできずにレースが終わる」とうつむき、気持ちが折れたのに、坂道はひとり、その「見届けろ」の言葉をただ素直に受け取り「背中を見て」「すごい、すごいよ。こんなに間近で3年生の走る姿を見るのは初めてだよ」と感動していました。

坂道の笑顔 かわいい!
5人で走ったらきっと速いだろうなって‼︎

この、余計なものをくっつけて解釈して悪いほうにイメージを作り上げ、自分の内側でひとり悲観ぶらないものの見かた。すごくいいです。人生をしんどくしないための必殺技の一つに入れていいと思います。 気弱そうだけど、素直さという最強のメンタルを坂道は持ってますね。


T2の再会を『Link』が彩る

振り向いてください*1

から無音(BGMなし)の回想が明けると同時に流れはじめたイントロは『Link』!
懐かしい劇場版のエンディング。過去シーズンとのリンクがやばい。 イントロが流れ出した瞬間に、劇場版だ!巻ちゃん!と思ってしまったのですが、あまりにこの場面にぴったり合っていたのですぐに目の前の場面に戻ってくることができました。

前向きな言葉なんて言ってらんない日もあって
かけられたその「頑張れ」が辛いんだよ
君とした約束が嘘にならないようにね
僕なりに出した「前」に向かって進んでみるよ

目前の明日に見え隠れした、愚かだけど強い光
消えない記憶は大事に抱えたまま
駆け出した先

空回りしていた思いは噛み合ったその時に
僕らの夢を繋げてくだろう
枯れていく勇気と迫る壁に
また迷ってしまうから
途切れそうなこの心に
「まだ」「でも」唱えるように


ちょうど手嶋の回想に入ったところから2番が流れるのがぴったりすぎて震えます。

ひたむきに努力して頑張ったけど、メンバーに選ばれず見返りが無かった2年間。
インターハイに出ようと二人で約束した「あの日」の自分。

ひたむきに努力して、時間も沢山使って
見返りが無いのがおかしいくらいだよ
だけど、その倍努力して、命も擦り減らして
そのくらいじゃなきゃ
フェアじゃないんでしょ?

誰もが憧れる人間になんてさ
なりたくもないしなれそうもない
ただ、あの日の自分から見た今の自分は
そりゃあ「ヒーロー」でいたい

遠回りしてみたっていいから
胸張って選んだそこに
辿り着けると描いていよう
「後付けの意味」もいつか
「本当」になればそれでいいから
千切れそうなこの心に
今、手を伸ばすように

「どうして僕だけ?」とか
思ってしまう「弱さ」って
意外と「強さ」になって
「見えない恐怖」は「見えない希望」にして
闇雲だけど駆け出した先

空回りしていた思いは噛み合ったその時に
僕らの夢を繋げてくだろう
枯れていく勇気と迫る壁に
また迷ってしまうから
途切れそうなこの心に
「まだ」「でも」唱えるように


T2の再会がほぼフルコーラス全部に収まって、手嶋回想の後ろではちょうど2番の歌詞がT2の今までのハイライトに重なって、まるでLinkの歌に合わせてこの場面を仕上げたかのような収まりの良さにびっくりしました。

先週の『栄光への一秒』といい、旧シリーズのテーマ曲はどれもすごい! 当時の劇場版のイメージにぴったり合うのはもちろんわかるけど、その時からするとずっと先の見えない未来の今のこの場面にこんなにもぴったり合うなんて。歌詞の普遍性にもびっくりだし、曲の使い方がうまい!すごいです。


『劇場版 弱虫ペダル』主題歌「Link」

『劇場版 弱虫ペダル』主題歌「Link」

1ミリほど成長した鏑木

青八木は千切れて落ちてきたのではなくて、自分を救出に来てくれたのだとやっと理解した鏑木のシーンは、感動的なT2再会からギャグ感満開な描き方への落差が、鏑木のバカさ加減をより強く印象づけていて、すごく笑えて楽しい場面でした。

青八木さんは 鏑木くんを救出するために
1人でチームを離れたんだよ

という小野田の顔が可愛すぎ、大輝くんの声が可愛すぎ。

そう言われてもまだピンとこず、『え?』な鏑木。

ほんの少し、わからないくらい少しだけど、ここで鏑木は先輩の背中を感じはじめているんですよね。ずっと一緒に走ってきて、頭でどうこうではなくて身体で、少しずつ染み込むように青八木に対する尊敬の念が芽生え育ち始めている。今はそうとは気づかないけど、3日目の最後につながるここの一言がとっても好きです。

一番あざすじゃないすか‼︎


冒頭ちらっとだけ出た鳴子。
ずっと一人で京伏にくっついて、チームが追いつくのを待って、粘って粘って。

もうすぐあの一言が聞けると思うと待ちきれません。次の次の週ぐらいですよね。


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*1:アニメでは「後ろ 後ろみてください」だったけど原作のこっちの方が好きなので。