アニメ 弱虫ペダル GLORY LINE 23話『勝利者』遊佐御堂筋のスピーチ最高!
わたるん先生
今週のアニメ弱虫ペダル GLORY LINE 23話『勝利者』。
意外にあっさりしたゴールの瞬間に続き、御堂筋のスピーチからT2の最後の小さな約束と青八木のヒザの不安、気づいたらもう坂道が東堂に出会ってしまっていて、今週も目一杯詰め込んでるなぁな回でした。
いちばんの驚きは、ピエール監督のナレーション!ナレーションは寒咲兄妹の専売じゃないのか?
最近作画が気になりすぎるので、なるべく絵を見ないで声だけ聞くというテレビ視聴の方法としてはあるまじき形で見たおかげで、ラジオドラマやCDを聴いているような気分でした。
そうしたら声の部分がより際立ち、声優さんすごいなと改めて思います。 今週も遊佐・御堂筋ににたっぷり楽しませてもらいました。
ついに2日目ゴールを獲った御堂筋の表彰式のスピーチ。
これを遊佐さんの声で聞くのをどれだけ楽しみにしていたことか。
レース中にあれこれとライバルに口撃を仕掛ける時もそうですが、あのいやらしい喋り方、人の神経を逆なでするねっとりと粘度の高い口調と声のトーン。もう大好きで大好きで。 誰が聞いても反論できない正論をあの口調でやられるとヒール感が何倍にも増して、たまらなく気持ちイイ。
けど御堂筋のスピーチがこんなにも観衆に伝播してその場の人を巻き込んでしまうのは、彼が正論をぶっているからではなくて、心から信じていることを口にしているから。場を支配しようという意図は確かに裏にはあるのだけど、そのために心にもないことを口先だけで言っているのではなくて、信念を語ってるからみんなそれに動かされてしまうんだなぁと思うのでした。
御堂筋だって何度も敗北し、悔しい思いをしてきていますものね。去年は脚がもたなくなって最終日リタイアだし、計算通りやぁと何度も言う割にはゴールは逃してきていて、御堂筋にしてみてもやっと獲れたゴール。今までの彼なりの努力が実を結んだ瞬間な訳です。
自分のやってきたことは正しかった、それを証明することができた。
それは勝ちを手に入れたら誰でもが思うことです。
ただね、御堂筋の場合はちょっといろいろ極端で。 思ったことをそのままストレートに口に出すと何かと周りとの間に軋轢を生み出してしまうのですが、こういう場面では民衆の中に陶酔を生み出すのですね。 この場面、いつもヒトラーやレーニン、ムッソリーニといった過去の独裁者の名前がが頭をよぎります。
今週いちばんのサプライズは、まさかのピエール監督のガチナレーションでした。
いつもの変な外人訛りもなく、シリアスな語り口調で、賢雄さんのイイ声が満開。 2年目インターハイのナレーションはずっと幹ちゃんだったので、一瞬面食らいました。
けどここは男性の声でよかったなと思います。 そのあとの表彰式へ続く重い空気には幹ちゃんの可愛い声より、男性の重みのある声の方が合うと思うし、たまにしか喋らないけど鋭いことを言うピエール監督というポジションはこのナレーション内容にぴったりです。
絵から離れたおかげで、マンガにはないアニメのもう一つの特徴に注目できたのは収穫です。嫌いな絵でもこうなると役に立ちますね(笑
でもって来週はいよいよ「小さな峠」。
セルフドラマCDで楽しもうと思います。
ラスクラもちょっと復習しておこうかな
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