弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

アニメ 弱虫ペダル GLORY LINE 9話「願いのタスキ」えっ?えっ?ええぇーっ!

わたるん先生

今週のアニメ弱虫ペダル GLORY LINE 9話「願いのタスキ」。
なんかめっちゃ駆け足でだぁーっと通り過ぎて行った感じです。
急ぎすぎで聴きたかったセリフがポロポロこぼれていました。
期待しすぎたせいか脳内再生機まで壊れちゃって、なんか残念です。
期待全開でリアタイで見たのに。
ちょっと今日はゴタク並べさせてください。

T2解散 あっさりしすぎ……

後ろにバカを一人忘れてきた

前回最後の青八木のこの一言をOP前にふり返ったと思ったら。
続けて早くも、

必ず連れて戻る

でOP明けにはもう

できないからやめろって言ってんだよ
青八木ぃ


えっ?えっ?ええぇーっ!
そうなの?????

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先週の感じから、めちゃくちゃ楽しみにしていたのに。
鳴子祭り一段落の後、毎週少しずつ期待を膨らませて待っていたあの会話は?
ずっと一緒に走ってきて、悩みや苦しみを全て共有し、お互いの考え、気持ちがわかりすぎるほどわかるT2だからこそのあのやり取り。

がない・・・
聞き逃した?
なんか急いで早送りしてる感がすごいあって、夜中に見てるせいで聞き落とした?とも思ったのですが違ったみたいです。

T2解散のだいじなプロセスがそっくり抜け落ちていたの、一話飛ばしたぐらいの喪失感です。
落ちてがっかりのセリフ、列挙させていただきます。

不器用でカッコつけのバカだ あいつはオレにしか救出できない


小野田とのやりとり聞いてただろ


からの手嶋の心の声のモノローグ

わかってる
もう心の奥では わかってる


だからこんなに 声を荒げて
制止しようとするんだ


青八木


お前との仲は長いから
(回想: いちばんの……いちだ & 二にするか)


その表情
(回想: 出よう 2人で)


その目


普段無口でしゃべらないお前が

(回想: まだ 終わってない)


意思ある言葉を発した時


そりゃもう「相談」じゃねえんだよ


だろうがよ


何があっても そうするって

固い決意の表明なんだ

があって

連れもどす

があって…… マンガの静止画でも手嶋が震え、その震えを必死で抑えているのがわかります。

あの回想を挟んだ手嶋モノローグがあっての、

オレたちの チーム2人 最高だったよ

ああ 純太


だし、

あの回想を挟んだ手嶋モノローグがあっての、
二人の声が揃った

お前がいたからここまでこれた


だと思うのです。

松岡さんの「ああ純太」。
万感迫る思いの吐息のような素敵な「ああ純太」でした。
「お前がいたからここまでこれた」も岸尾さんと松岡さんの声の揃いかたが、お互いの心情を思いあっている息ぴったりの「お前がいたからここまでこれた」でした。

でもその響きが半減、いやもっと、8割ぐらい減衰してしまった気がします。

ここで流れて欲しいと思ったサントラが流れて嬉しかったのに、それだけになおさら残念。



布石は先週から……


疑問に思ったので、先週分見返してみたら、すでにいろいろ落ちていました。個人的には大事だと思うセリフが、けっこうたくさん消えていました。
手嶋の葛藤があっさりすぎです。

カッコつけたんだよ


前を向け
足は止めるな


待ってやることもできねェよ


心情的には去年の巻ちゃんと同じく「行けるものなら俺が行きたい」「待ってやりたい」。だけどできない。
その二つの間で振り子のように気持ちが揺れ動く手嶋の葛藤。
前を向け、も足は止めるな、も坂道に言っているようで、自分にも言い聞かせている。

前を向け純太、足は止めるな純太。


青八木はその手嶋の葛藤さえも察して「俺が行く」と言ってるのに。
手嶋のことを知り尽くしている青八木、3日目広島とのバトルの後チームに合流する前に、最後のスプリントの場面では自分を「ためらいなく使え」と手嶋にいった時も「お前は優しいから」という一言がありました。

心優しい手嶋が鬼になって鏑木を置いていく、と言っているのがわかっているからこその「俺が行く」。

不器用でカッコつけのバカだ
あいつはオレにしか救出できない


この言葉、ダブルミーニングなんですよね。
文字通り、神様のビンセンで手懐けている青八木だから、というのと、 小野田はゼッケン1だから行けない、純太はキャプテンだから行けない だから”オレにしか”救出できない。

支え合って助け合って走る総北だから、助けに行ってやりたい気持ちは3人とも同じ。
でもそれぞれ役割があって、それを果たすのも大切な仕事。
そのジレンマの中で青八木が導き出した最適解が、自分が行くこと。


ええ、何度でも言います。
やっぱりあのモノローグは落とすべきじゃない。


「願いのタスキ」サブタイトルなのに色々残念


鏑木の状況を2年前の自分と重ね、誰よりも的確に見抜き、万一の備えをしていた古賀先輩。 その古賀の心の声と、タスキをつなぐところの青八木、古賀の心の声の呼応。 残念なセリフドロップはここにも(泣。

最悪の想定が起こった だが
オレは 現場(ここ)に居合わせた‼︎


そしてメンバー全員の力で そのジャージを 真っ先にゴールに届けるのが
お前たちの 役割だ‼︎


いや‼︎ いる‼︎
見える‼︎ (1人 止まってる)‼︎

あれは 紛れもなく 総北ジャージだ‼︎

待っているのか 鏑木を 救出するために 待ってくれたのか 
おまえが‼︎

青八木 一‼︎


でその”直後”に

公貴‼︎
おまえは チームでただ1人 この状況を読んだのか‼︎


うけとれ 青八木‼︎
願いのタスキ‼︎


これはマジで落として欲しくなかったです。

現場(ここ)に古賀が居合わせなかったら「願いのタスキ」はつながらなかったんです。それぐらいここに居合わせた、ってことが大事なのに。
この言葉は聞きたかった。

そして古賀から青八木へ。
会話を交わさない時期があったけど、やはり同学年のチームメートの絆。 1日目スタート前にも坂道のプレッシャーの件を話し合っていて、お互いの力をさすがだと認め合っていた2人の間で託し、託される鏑木というタスキ。 この心の声の呼応が重なることで想いを乗せて願いのタスキをつなぐってのがいっそう生きるのです。


公貴‼︎
おまえは チームでただ1人 この状況を読んだのか‼︎


は鏑木と合流したあとに青八木言っていましたけど、”青八木ー公貴”と呼応するからパスする感が際立つのに……

そしてサポートからメンバーへ。

そしてメンバー全員の力で 
そのジャージを 真っ先にゴールに届けるのが
お前たちの 役割だ‼︎


があとに続くから

全力でおまえたちメンバーを支えるのが
オレたちサポートの役割だ‼︎


との対が成立して、 そのあとの青八木の

お前はやっぱり 総北史上 最強の サポートだ‼︎

という一言の力が増すのです。


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この時以来のがっかり感でした。

勝手に期待して勝手に怒ってんじゃねーよ、と思われるのは承知です。
解釈は人それぞれだから、これを重要と思わない考えもあるだろうし、いろいろ事情もあるのでしょう。

けど、ここがあるからこそ先に進んだ時、T2の再合流や、3日目に散る覚悟で最後の平坦を引く青八木の背中を見て鏑木が知らず知らず涙を流すとかの場面での感激度が深くなるのに、と思ってしまうのです(そしてまたここに戻って読み返したくなる)。


マンガ読んで自己補充して、気を取り直して来週のヒメを楽しみに待ちます。


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ここはかっこいいからおけ