弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

そんなもの、決まってる

わたるん先生

はてなブログ今週のお題
今年買ってよかったもの」だったんです。
これは先生に伝えなければ!

そんなもの言わずもがなで決まってます。


ペダルナイトのチケット

の他にはありえません。

他にも買ってよかったものは確かにあります。

ペダルの全巻を揃えた、とか
夢にまで見たマリアローザのジャージ、とか

でもやっぱりペダルナイトのチケットに勝る買い物は今年はありません。 ドンッ

カルチャーショックでした。
自我の崩壊でした。


そして何より夢のような時間でした。


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昼、夜それぞれのウェルカムボード



少年マンガの原作者のトークショーというイベントがあることさえ、その時まで知識としても持ち合わせていなかった私が、昼夜の2公演、ほぼ丸一日をそういった類のイベントに費やすことがまず自分の中では「ありえない」ことでした。

そんなことしてていいのか?
みたいな声が微かながら自分の中で問いかけてきました。

チケットの購入サイトにアクセスするたびに、
「いい大人が何してんの?」
っていう声が繰り返し繰り返し心の中に響いて、
なかなか「購入」ボタンまで行けませんでした。


そうしてズルズルと数日が経ち、数週間がたち、
開催日が近づいてきたある日。

またチケットのサイトに行ってみると、残りわずかを示す「△」マークに変わっていたのを見た瞬間、

なんで行かないの?
行かないと後悔するよ?

っていう今までとは別の声が鳴り響き、その声に追い立てられるように「購入」ってポチって行ってました。
あんなに遠かった「購入」ボタンなのに。

なぜかもう晴れやかな気分。

決めちゃったし
買っちゃったし

なら、楽しみに待つほうがいい。
時間の使い方としても。
気持ちの持ちようとしても。



ツイッターやらイベントレポやら過去のペダルナイトについての情報を読み漁り、その日が待ち遠しくてならなくなっても、それでも未だひとつだけ、ひっかかったのは、

「若い子ばっかりだろうな」という気後れの気持ち。

なんだろあのおばさん。みたいに思われたらやだなとか、
冷ややかな視線を感じたら居心地悪いな、とか
何度も考えました。


当日会場に向かう道すがら、弱ペダのキャラクターをいっぱいつけた痛バッグの若い女の子を見かけるたびに、

私はこんなとこ来ちゃいけなかったんじゃないだろうか、
会場で浮きすぎて居心地悪すぎてきたことを後悔するんじゃないだろうか、

そんな考えがやはり頭を何度もなんどもよぎりました。

とにかく初体験って、緊張するものです。
要領とか、振る舞い方とか、空気感もわからないし、
浮くことをひどく恐れている自分がいました。

会場に入って、先生手書きのウェルカムボードを見つけた時、

これがあの!

と写真を撮る列に並んだ時もまだ、「なにあのおばさん?」的な視線が気になってしかたがなかったのですが、順番が回ってきてボードの写真を撮れた瞬間、嬉しさがこれを上回り、パンっと弾ける音がしました。

私は、イベントを楽しみに来たんだ。
先生の生トークを聞くためにここに来たんだ。

人目を気にしてビクビクしに来たんじゃない。

そんな当たり前のことにその時ようやく気づいたんです。

確かに若い子は多かったけど、周りをよく見てみると、もしかしたら同年代じゃないかと思える人もいたし、一人で来ている人もたくさんいた。

そんなことさえ気づかないほど、周りが見えないほど緊張してました。
坂道くんの初めてのインターハイ以上です。

「それまで」がなまじ長いと、「それまでの経験」の絶対量もそれなりにあるので、そこに入ってない経験って本当に緊張します。

会場に入る順番待ちをする頃には、箱学ジャージを着ている人がいる、巻ちゃんや東堂さんの特大プリントTシャツを着ている人がいる、YAGIのキャップをかぶっている人がいる、なんて、他の人のグッズや服装を観察できるほどには余裕ができてきて、今度は私もジャージでこようとか、いろいろ想像して楽しめるようになっていました。

人間って、いったん順応すると早いものですね。

会場に入って、座席について、
そのあとはもう、記憶がちょいちょいあやふやです。
写真が残っているので、進行や先生の話は記録をたどることはできます。

だけどあの時の自分の心の動き、これはどこにも記録がないので記憶だけが頼りなのですが、嵐に揺れる小船のように心が動いた日でした。

すごく感動した、心を動かされたっていうのを英語で ”moved”って言いますけど、なぜか日本語で言うより英語のほうがぴったりじゃないかって思うくらい、”I was soooooooo moved" でした。


先生のコミックス読み聞かせ
会場からのリクエストを受けてのキャラクターの生描き
作品やキャラクターについてのトークに質問コーナー


すべてが
楽しくて面白くて、
会場全体が幸せな空気に包まれていて

その空間にいることそのものが幸せでした。



弱ペダを好きになってよかった
このイベントを見つけてよかった
変な声に惑わされずにチケットを買った私グッジョブ
何よりわたるん先生大好き

いろんな思い、感情が激流のように湧いてきた時間でした。
ほんとうに、最高の時間、空間でした。

それから心に決めたこと。

お金は「こころが動くこと」に使おう。

ものを買ってもいい
経験や場みたいなものに使ってもいい

けどひとつだけ。

必ず、
「こころが動く」ことに使おう


と決めました。

そうしたら、今年はとても豊かな経験がたくさんできました。

自転車に乗って風を感じたことも
小劇場の舞台を見に行ったことも
自転車レースを見に行ったことも

どれも心の底から幸せだと感じ、豊かな気持ちになれることばかりでした。


つらいこと、しんどいことも多い一年だったけど、これからの人生を鮮やかに彩ってくれる大好きなものに出会えたので、今年はいい年です。