弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

引き続き純太祭り 最終日の山岳賞は来週決まるのか?

わたるん先生

御堂筋くんばりにでっかいシキバにびっくりの
今週の RIDE471 「響きあう振動(バイブレーション)」

久しぶりにがっつりレースシーンで力が入りました。

葦木場も手嶋も、性格優しい系のキャラクターなので、二人のハンドルがぶつかるところも、バイブレーションが伝わり合うためのパイプ?触媒?的に描かれていて、レースなのにほんのりほんわかですね。
みどくんが鳴子にハンドルぶつけたときは完全に「落ちろ!」の念を送ってましたけど(笑

燃える闘志の奥にお互いの熱い思い、友情を感じ取るってところが少年マンガらしくて大好きです。

努力を重ねてきた純太だからこそ、そのハンドルを伝わってきた思い、感情を受け止められるって……
努力っていいものなんだってつくづく思いました。

やらなくていいことはできるだけ省いて省エネで行こうっていうのを長年やってきた者にとっては、こういうのは正直ツライところもあって、努力っていうものを正しく捉えて、楽しむチャンスを随分無駄にしてきてしまいました。

弱ペダのキャラクターたちはタイプは違ってもみんな努力家なところが、眩しくて、ちょっと胸の奥がズキッとしながらも、だから好きになったんだなと読むたびに思います。

努力というものを見直すことができて、それをバカにしてた自分を少し恥じつつも、今からでも努力してみよう、コツコツ積み重ねる意味、価値、喜びを味わってみよう。

そう思うようになると、手嶋純太のこの愚直さはなんとも言えず、じわじわじわじわと心に染みてきます。


葦木場(シキバ)も、伸びすぎた身長がハンデだと思い込んでいた時期を乗り越え、無期限試合出場停止の間も練習を重ねていたから、今このインハイラストステージの山岳賞を競るという場面に立ってるわけですが、直接見てないのにその苦労を重ねてきたっていうのをハンドルのガツン、だけで感じ取るって、純太やっぱりすごい。
感じる力は抜群ですね。

わたるん先生、マンガってすごくいろんな表現ができる素晴らしいメディアなんだと以前おっしゃっていました*1が、ちょっとありえないよね、っていうこともマンガだとさらっと ”ありそう” に見せてくれるところが素晴らしいです。

巻ちゃんの「自転車で会話する」っていうのも、わかるようなわからないような、まあちょっと普通じゃないよね、と言いたくなる気もしつつも、そういう感覚って大事にしたいなと思うのです。

手に触れられるものだけが全てじゃない

目に見えているものだけが全てじゃない


人間は五感に頼っている動物


だからその全てを使って感じる、感じ取ろうとする、って忘れずにいたいなと思うのです。



で、

来週純太に山岳賞獲らせてください!(笑







*1:ぼくらはマンガで強くなった〜SPORTS×MANGA〜 力のすべてを“ペダル”にかけて