弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

ツール・ド・フランス 新たな沼にドボン

わたるん先生


ツール、終わってしまいましたね。 今年初めてちゃんと見ましたが、なんであんなにおもしろいんでしょうか。 自転車乗って走っているだけなのに。

すべてのステージ見れなかったり、途中で寝落ちした日もありましたが、それでもすでにツールロスです。というか、サガンロス。


見てるだけで幸せな風景

もともとフランス好きなんです。だからフランスのいろんな風景を次から次へと見せてくれるツールは、観光ビデオとしてもヒーリングビデオとしても見ることができて、とても素晴らしいです。


が、とても不思議なのが。


トレイン見てるだけで幸せな気持ちになれる

ジィィ、ガァァという自転車のタイヤ音聞いているだけで気持ちと顔が緩むのがわかる


周りの風景がきれいだから、というかさ上げ効果はあるとしても、自転車が連なって走っているのを見てるだけで、とっても幸せな気分になれちゃうのが、なんとも不思議です。

勝負どころではないところでは選手はしゃべったりカメラに向かって親指立てたり、和やかでリラックスしたゆるゆるの顔を見せてくれますが、他のスポーツではまずこんなことないですよね。おい試合中だぞ!ってなりますよね。

それがアタック場面になると、まるで別人のように全力で漕いでいて、そのメリハリ、ギャップの大きさが面白すぎです。

レース自体がそんなだから、実況・解説もやっぱりメリハリききすぎるほどきいていて、のんびりお城解説してたかと思ったら、レースが急に動くと実況も即座にまじめになるのも自転車レースってユニークだなと思います。サッシャ&栗村コンビの実況・解説はその落差が大きくて楽しいだけでなく、栗村さんの雑談の中に小ネタやうんちく、自転車レースを取り巻く環境や社会的な背景まで詰まっていて勉強にもなり、一粒で二度美味しいグリコみたいです。


見る前は4時間も5時間も自転車が走ってるだけの放送をだらだら流すなんて、どこが面白いんだろうと思っていたのですが、とんでもない!
面白くって次の日を心配しながらどこで諦めて寝るか悩むことになりました。


ツール沼とサガン沼

17ステージで落車して2日後の19ステージ。
サガン本人もツイートしてるように、ボーラ・ハンスグローエのチームメイトがサガンを文字通り "守る" ように、前後を囲んで走る姿には泣けてきました。

あと2ステージ完走しさえすれば、マイヨ・ヴェールはほぼ確定するというレース終盤の大事な場面でタイムアウトに引っかかりそうなほどぎりぎりで集団の最後尾を走るサガン。

素人目に見ても本当に苦しそうに走るサガンを前で引き、後ろからは遅れないようについて走るボーラ・ハンスグローエのメンバー。


坂道1年生のインターハイ3日目最後の富士の登りで後ろから来た御堂筋にかわされた時に坂道を送り出した巻ちゃんの「俺たちのエースを守れ!」という言葉を思い出してしまいました。

形はかなり違うけど「エースを守る」チームの走りを目の当たりにしたこの19ステージでツール沼に堕ちました。


ツール、というかステージレース、ドラマだらけで面白すぎる。
高い中毒性です。


そんでもって、サガン。かっこよすぎる。罪です。


弱虫ペダル 小野田坂道とペテル・サガン
坂道とサガン かわいい!


マンガがレース観戦ガイドに大変身

落車の傷の痛みは翌日以降じわじわ出てきて、夜眠れなかったり食欲も落ちたりして回復に支障が出るから、ステージレースはとにかく回復が重要だ、と解説が入ったのを聞きながら、手嶋のセリフでも「ステージレースは回復がキモだ」ってあったなぁと思い出していました。

マンガのセリフがそのまま観戦ガイドになってる弱虫ペダル、すごい役に立ってくれています。というか、レースを見ていると弱虫ペダルのいろんな場面やセリフがどんどん浮かんできて、リアルのレースとマンガがシンクロし始めるんですよね。


そして逆にまたマンガを読みたくなってしまいます。

それもレースシーンをもっと細かく見たり、解説的な沿道の観客の言葉をちゃんと読んで次のレース観戦までにもっと知識を増やしておきたい、って、もはや完全に自転車と自転車レースの参考書扱い。


弱虫ペダル、何通りにも読めて楽しみがまた広がります。