弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

6月26日 特別な日

わたるん先生


昨日6月26日は私にとって特別な日なのですが、スペシャルな日にふさわしくまた新たなイベントが起こり、身体と心が追いつけないほど目まぐるしい1日になりました。


6月25日ではなく6月26日

昨日の朝からをざっと並べると

深夜2時40分 アニメ 弱虫ペダル GLORY LINE 25話最終回『それぞれのスタートライン』が終わる
早朝6時26分 マイケル(マイケル・ジャクソン)が亡くなった時間
午後6時50分頃 セリーヌ・ディオン来日公演『Celine Dion Live 2018 in Japan』セリーヌ登場
午後7時08分頃 セリーヌが Because you loved me を歌い始める
午後8時30分頃 セリーヌが My Hear will go on を歌い始める
午後??時??頃 Hard Rock Cafe でマイケル(とプリンス)のPropsを拝む


はじめの1つ以外は弱虫ペダルと全く関係ない、むしろ最初の一個だけが仲間はずれな感じですが、どれも特別な1日を彩る大事なできごとなんです。


昨日6月26日はマイケル・ジャクソンの命日です。
一般的には6月25日がマイケルの命日として通っていますが、アメリカ西海岸カリフォルニア時間でマイケルが亡くなった6月25日14時26分は日本時間では翌26日になります。

「マイケルがこの世からいなくなった」その事実を突きつけられたのは早朝のニュース番組だったので、25日が命日という感覚がないのです。起き抜けに飛び込んできた信じられないニュース。絶対嘘だと思いたいのに、その後も続く続報はマイケルの死を確固たる事実として揺るぎないものにしていきました。あの日どうやって仕事に行って1日を終えたのか、未だに思い出せないです。

後にも先にも、全く個人的つながりのない赤の他人の死で、一日中涙が止まらなかったのはマイケルだけでした。


特別な日の特別なセリーヌ・ディオン東京ドームコンサート

Celine Dion Live 2018 in Japan in Tokyo Dome
東京ドームの真正面 にセリーヌがどーん "Celine Dion Live 2018 in Japan"
今年の6月26日、昨日はセリーヌ・ディオンの10年ぶり来日公演『Celine Dion Live 2018 in Japan』の日でした。 1月にこのニュースを知って、今度こそ夫婦2人で行こうとチケットを取ってくれた主人と半年ずっと楽しみにしていたその日は、奇しくもマイケルの命日。我が家にとっては外タレ(外人タレントの略ですが、もう死語ですか?)デーとなりました。

実はこのセリーヌのコンサート、わが家(と言うより主人)にとって20年ぶりのリベンジプロジェクトなのです。

99年の東京ドーム公演、チケットを取ってくれた主人は当時単身赴任中。親を殺してでも帰ってくる!と言ってはいたものの結局仕事で東京に帰ってくることはできず、ドームの真ん中のハート型のセットも、そこで太郎ちゃん(葉加瀬太郎さん)がセリーヌの横でバイオリンを弾く姿も見られず、20年間ずっと根に持っていたのでした。

なのでセリーヌは特別なのです。

そしてもう一つ、セリーヌをさらに特別にしている理由が「Because You Loved Me(ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー)」。
ロバート・レッドフォードとミッシェル・ファイファーが共演した映画「アンカーウーマン」(原題「Up Close & Personal」)の主題歌です。

ニュース番組のアンカーウーマンになる夢を持った主人公タリーがはじめに入ったマイアミの小さなローカル局で出会うちょっといけ好かない上司は、かつて全国ネットのメイン局で人気・実力ともにトップのアンカーマンだったウォーレン。そのウォーレンはタリーを一流のアンカーウーマンにするために公私ともにものすごい献身的にバックアップします。

その愛とメンターぶりを象徴的に感じたのが、ヘッドハントされてフィラデルフィアの局にタリーが移る前に二人で出かけた短い休暇の一場面。海の見えるバルコニー(たぶん)でウォーレンがタリーの足を愛おしそうにマッサージするところ。

単身赴任中で離れて住んでいたせいもあり、この場面がやけに焼き付いてしまい、私の中ではセリーヌの「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」は夫婦が一緒にいる幸せな時間、を象徴する曲となりました。

当時ものすごいバリキャリ志向(バリバリのキャリア志向、これも死語ですか)だった私は、マッサージをするウォーレンを働く奥さんを支える素敵なだんなさんのアイコンとして、ウォーレンみたいになってほしいと主人に意味不明の期待と希望を持っていました。

今振り返ると支えて欲しかったんじゃなくて、ただ一緒にいたかっただけなんです、たぶん。別れの前のマッサージの場面をいろいろ解釈を加えて自分の身に当てはめていたんだなぁと思います。

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年を重ねて、キャリアや家族に対する考え方が変わってきても、この映画とこの曲が特別なのは今も変わらず、イントロを聴くだけで脳内は映画のあの場面に飛び、年月を経るごとにそこにいろいろな経験と思い出が折り重なり、反射的に溢れる涙はその量を増し、ますます止まらなくなりました。

コンサートの予習でセリーヌの曲を聴いていても、この曲がかかると犬もびっくりの条件反射で涙が出るので、当日はどうなることやらと主人はすでに呆れるほどでした。

実際昨日は最初の音がなっただけで涙腺はいとも簡単に決壊してました。 この曲を生で聴ける喜び、やっと二人で一緒にセリーヌのコンサートに来れたこと、普段めったに出さないものすごい気合でチケットを取ってくれた主人への感謝、そんなこんなが入り混じって息ができないくらい凄まじい勢いで湧いてくる感情に声を上げて泣きそうになりました。

だってセリーヌ、この曲の最後「一緒に歌おう」なんて特別なことしてくれちゃうのだから。私のためにそんなことしてくれるの、ありがとう!と勝手に思わずにはいられません。

私って守られてるし恵まれてる、すごい幸せ。神様ありがとうな瞬間でした。

因縁の「To Love You More(トゥ・ラブ・ユー・モア)」も美女と野獣の「Beauty and the Beast(ビューティ・アンド・ザ・ビースト)」も、『タイタニック』の「My Heart Will Go On(マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン)」も、「The Power of Love(パワー・オブ・ラヴ)」も、聴きたい曲全部歌ってくれたセリーヌ。ラス・ヴェガスのシーザーズでは歌っているプリンスの「Purple Rain(パープル・レイン)」も歌ってくれてもう、ありがとう、愛してるしか思い浮かぶ言葉がなくなりました。


マイケルが亡くなる直前まで準備していた幻のコンサート「This Is IT」。その発表の時にマイケルは文字どおり「みんなが聴きたい曲を歌うよ」と言っていました。実現しなかった This is ITのセットリストはまさに「みんなが、私が、聴きたい曲」しか入っていなくて、マイケルさすがだと思ったものです。

セリーヌも昨日はまさにThis is IT なセットリストをドーム公演に持ってきてくれました。あの場にいられた幸せ。何ものにも代え難い、大切な宝物が一つ増えました。


六本木の Hard Rock Cafeに寄ってマイケルの衣装と写真を久しぶりに眺めて1日を締めくくりました。隣にはプリンスのギターも飾ってあり、今日にふさわしい1日の終わりかたを選んだなと満足です。


エネルギー使いすぎてバタンで一夜あけてみたら、昨日はもうひとつ大ニュースが発表されていました。

今年のAD-LIVE 2018の出演者の発表です。 絶対見に行かねば!