弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

弱虫ペダル名言カルタ(仮)連載10周年 お祝い勝手企画 その2

わたるん先生

前回の続きです。

life-is-road.hatenablog.com

どれにしようか迷うという楽しい悩みは続いていますが、特定の文字に候補が偏っているような気もしてきました。
そして、わかってはいることでしたが、荒北、巻ちゃん、東堂の3人への偏り度が高まったような……。

さ行


三下といったのは取り消そう いい目だ

東堂尽八 13巻 RIDE 109 ゼッケン / RIDE 31


レース1日目が終わった後、わざわざ坂道に(お礼と)これを言うために総北のテントに現れた東堂。 相手のことをよく知らないままに失礼なことを言ったことを素直に謝り、撤回するってなかなかできないことです。見習わねば、と思わされました。
なんでもないひとことなんですが、東堂がきちんと育てられたいい子だっていうのが遺憾なく発揮されていて、大好き。



ジャスト3分‼︎ よく来た坂道ぃ!

巻島裕介 12巻 RIDE 96 想い、届く/ RIDE 09


落車してチームから大きく遅れ、最後尾にまで落ちた坂道が必ず追いついてくる、と信じていた巻ちゃん。同学年の今泉も鳴子でさえそこまで信じていなかったのに、巻ちゃんだけはずっと信じていたところがウルウル&胸きゅんです。 3分以内なら東堂に追いつける、3分で坂道は追いついてくる、自分の力も坂道の力も両方信じていた巻ちゃん。信じきる力がすごいです。 次の日も巻ちゃん「信じて待ってればいいことあるってな」という場面がありますが、巻ちゃんの信じる力って半端ないなと思いますね。



すげえ 
胸が えぐられるくらい くやしいよ… 
だから だから絶対 インターハイで勝ってこい‼︎ 
オレたちを‼︎ 総北を‼︎ 田所さんたち3年を 
表彰台に上げてこい‼︎ 
それができなければ 戻ってくるな‼︎ 

手嶋純太 7巻 RIDE 59 全力の勝負 RIDE 18


肉離れを起こすほどになるまで1年生とガチバトルして敗れたT2(チーム二人)の2年生コンビ。
とにかく大好きでお世話になった田所さんと一緒にインターハイに出たい。教わったことをレースで発揮して成長したところを見せ、役割を果たして先輩を表彰台にあげることで恩返しもしたいし、自分たちの思い出も作りたい。
その夢を打ち砕いた坂道たち1年生3人を恨むとかいう選択肢は選ばず、自分たちが成し遂げたかったものを代わりに託すことを選んだ純太(&青八木)。
総北だ、総北らしい!



全身全霊で走ります‼︎

真波山岳 39巻 RIDE 329 ラインまで400m NG RIDE 25


いろは坂で止まっている総北手嶋の姿を見て、真波が態度を改めた瞬間。 それまでは態度やことばから手嶋のことを格下に見て、舐めているのがあからさまで、真波ってこんな感じ悪い子だっけ?と違和感と嫌悪感が否めませんでした。
自分のメカトラに気づいて待ってくれている手嶋の正々堂々と闘おうという気持ちに、真波も真剣勝負で応えようとしたところで、おお真波、やっぱり君はいい子だったと安心しました。

弱虫ペダルの大好きなところの一つが、真剣勝負したあとにお互いを称え、尊敬する気持ちを言葉やアクションで表現し合うところです。
力を出し切ってぶつかり合ったからこそわかるものがある、だから全力で闘うんだ、というメッセージをいつも感じます。
この後の「て」に合わせて選びました。



そうかな…… 
オレが知ってる坂道は…
極限まで追い詰められてどうしようもない 
そういう時にこそ進化する男だぜ

手嶋純太 11巻 RIDE 90 鼻歌 / RIDE 28


このころはあまり登場場面も多くなく、合宿では主人公の坂道たち1年生と闘った相手ということで敵キャラっぽく見てましたが、すでにこの時からちょいちょい胸に来ることを言ってくれてるんですよね。
その後金城からキャプテンを引き継ぐ手嶋は、実はこの頃からそういう面を見せていたんだなぁと思わされるセリフを合宿中やレースの中で時々吐いていたことを思い出しました。

アニメでは「小野田は」って言ってましたが、マンガでは「坂道」なんですよね。

坂道に関わる人々が「いつ」「どんな呼び方から」「どんな呼び方に」変わるか、ってなかなか面白いなと思って見ています。
他校の選手はだいたいみんな初めは「メガネ」とか「細メガネ」とか「メガネくん」とか。外見的特徴からの「ラベル」で呼び、大したことなさそうだなこいつ、という感じをにじませています。
それが「小野田くん」になったり「小野田チャン」になったり「坂道」になったり「サカァミチィ」になったり。
坂道の力量や人柄を認めたとき、みんな呼び方を変えるんですよね。
名前を間違えない、ちゃんと正しく呼び、書く(綴る)って「あなたのことを正しく認識しています、認めていますよ」。というサインであることがこの変化からもよくわかります。


た行


…… だったらアレだ… 真似すんな 
自己流… でいけ

巻島裕介 5巻 RIDE 37 巻島 RIDE 10


巻ちゃんのダンシングがかっこいいとすぐ真似をしようとした坂道。
何かをできるようになりたいとき、「どうやるのか」を教わりさえすればできるような気がするのだけど、実は違っていて。どうやるか、というノウハウだけ教わっても最終的には自分にそれがあっているかどうかの見極めや、自分に合うように調整することが必要ですよね。
基礎、基本論理などを教わることは大切だけど、他人がうまくいっているやり方、となると世の中にはそういうやり方があるんだ、とあくまでも一つの知識として受け入れ、それさえあれば自分も必ずうまくいくなんて思っちゃいけないのですね。
巻ちゃんのスパイダークライムは巻ちゃんにしかできないし、坂道のハイケイデンスクライムも坂道にしかできない。ただ世の中にはそういうやり方をしている人もいる、それのどこかが自分に取り入れられるかもしれない、ぐらいで見るのがちょうどいいのだと思います。



ちっしょうがねえ 泉田ァ 東堂つれてけ‼︎ 

(荒北さんは⁈ 荒北ァ)

この集団コントロールして 遅らす 
おめーらは是が非でも福ちゃんにおいつけ
この状況よめなかったオレのミスだ
ったく疲れるぜ

荒北靖友 20巻 RIDE 165 広島呉南 ROAD 07


この直前に「福ちゃんのオーダーは」って一言がありますが、荒北の状況把握能力、瞬時の判断力、めちゃくちゃ高いよな、と思った瞬間です。 読者は後になってから真波も集団にのまれていたことを知りますが、この時点ではまだ描かれていません。口では文句を言いつつも、真波を連れ戻すという福ちゃんのオーダーを守り、役割を完遂しようとしている姿勢、全体の戦況から、ただ自分ものまれるのではなくコントロールすることで前に追いつかせないようにしようとの判断、そしてそれをできると信じている。
荒北さん、ここからもうただただかっこいい場面が続いて、苦しいです。



ついたあだ名は 頂上の蜘蛛男(ピークスパイダー)‼︎

巻島裕介 5巻 RIDE 37 巻島 RIDE 10


弱虫ペダルのキャラクターたちはみんな個性豊かで、走り方にも特徴があって、二つ名(あだ名)がついている人が多いですけど、先生こういう名前、どうやって思いつくんですか?
(卒業するまでに、今泉にも何か二つ名と、決めゼリフ作ってあげてください(笑)



ティーブレイク してたんだよ‼︎

手嶋純太 39巻 RIDE 329 ラインまで400m NG RIDE 25


新世代が全般的にインパクト弱いなぁと思っていたのを吹き飛ばすひとこと。
キャプテンとして戦略ミスじゃないのかとか、ネガティブな批判も山ほどあるのは知っていますが、これが少年マンガのいいところだと思います。
大人だったらやらない、そりゃだって勝ちたいからさ、ってことをさらっとやってのけてくれるのが素敵です。ダム決壊場面。



得意なモンが一つだけあってそいつにフタされたら
そんな時どうする
待つ?  逃げる?  迂回する?
それとも落ち込むかァ
突破するっきゃないっショ!

巻島裕介 5巻 RIDE 43 しかけの壁 RIDE 12


なにかと坂道の面倒を見てくれる巻ちゃん。
自分の自転車に仕掛けがしてあるなんてコレッぽっちも疑っておらず、巻ちゃんも見かねてアドバイスせざるをえないほど、ドシロートでど真面目な坂道。
突破するしかない、ってあつくるしい精神論ぽいのだけど、巻ちゃんが言うとそう聞こえないところがいいですね。やるのは大変だけど、しんどいけど、軽やかで、なんかできそうな気がしてきます。




次回に続きます。

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全身全霊で走ります!