弱虫ペダル名言カルタ(仮)連載10周年 お祝い勝手企画
わたるん先生
連載10周年記念号のお祝い企画「泣いた!笑った!グッときた!思い出の名シーン集‼︎」
を見ていたら、他にもあんな場面こんな場面が次から次へと思い出されてきて止まらなくなったので、勢いで連載10周年をお祝いして勝手企画発動しました。
弱虫ペダルを読み(&アニメを見)始めてからずっと好きな言葉をちまちまと書き留めていたのを、まとめてみました。
弱虫ペダル名言カルタ(仮)*1。
ようは「私の好きなセリフ集」です*2。基本コミックスの表現ですが、ちょいちょい個人的な好みからアニメのセリフを採用しているものもあります。
はじめに ー まとめてみたら
改めてまとめてみて、名言、名場面、名ゼリフ、大好きな場面、大好きな言葉が多すぎて一つを選ぶのは文字どおり至難の技。完全版にはほど遠いです。選べない。無理。
旧3年生がやっぱり大好きなので、坂道1年生時代の言葉がどうしても多くなってしまいました。荒北、東堂、巻ちゃんへの偏りもハンパなくて、笑ってしまいます。
ここに挙げた以外にも好きな言葉は星の数ほどあって、完全版を目指さすことはさっさと諦めました。第2弾とかキャラごととか、総北バージョン、箱学バージョン、ライバル校バージョンとか、クライマー篇、スペアバイク編とかの括りでおいおいまとめようと思います。
定番の「弱ペダ名言」だけでも溢れそうなので、あえて外してみようかとも思ったのですが、それは違う、大好きなセリフをまず集めることがやるべきことだと思い直してどストレートなやつを^^
ということで弱虫ペダル名言カルタ(仮)です。
あ行
あ
あばよ__ハコガク__
…あとは__たのんだ ぜ
箱根(ハコ)__…荒北靖友 21巻 RIDE 180 1枚のジャージを / ROAD 11
アラキタさんが散った時の最後のことば。このあとジィィという車輪の音とともに落ちる姿は坂道にものすごいショックを与えましたが、読んでいる方も同じくらいかそれ以上打撃を受けていました。マンガ読んでも、アニメ見ても、いつも涙もハナも止まらずぐしゃぐしゃになってしまって収拾のつかない瞬間です。
わたるん先生もおっしゃっていた「散り」の美しさ。
弱虫ペダルの中ではいろんな選手がさまざま散り方をしていきます。どの散り方もカッコよくて涙なしでは読めないのですが、壮絶さではこの荒北さんと鳴子が双璧で、これは破られることはないと思っています。
い
意地?……そんなもん張ってナンボやろ‼︎
鳴子章吉 23巻 RIDE 194 意地 / ROAD 15
連載10周年記念号のお祝い企画「泣いた!笑った!グッときた!思い出の名シーン集‼︎!」にも選ばれていた鳴子が散る場面。本誌にあった目がかすみ始めたところもそのあとも、もちろん大好きだけど、その直前、「意地を張るな!」と声をかけた今泉に返したこの言葉。
鳴子らしい、ここで盛大に派手に散る覚悟が見て取れるひと言で、涙腺決壊の第一トリガーです。
う
うっざ‼︎
うざくはないな‼︎荒北靖友&東堂尽八 15巻 RIDE 126 追いつめられた新開/ RIDE 35
御堂筋とのスプリント勝負真っ只中の新開の回想。
ウサ吉の母親を轢き殺したショックで走れなくなった新開を荒北が練習に連れ出したところ、東堂&福ちゃんもしっかりついてきた場面。
なんだかんだ言いながらも仲のいい4人の友情、チームメートとしての結束の固さが現れていて、シリアスの中にわちゃわちゃがうまくはまっている可愛いシーン。まったくタイプが違って共通点の欠片もなさそうな荒北&東堂の、いつもなにかしら言い合いしていて、なんだお前ら仲いいじゃんな感じが好きです。
え
得手不得手が人にはあんねん
手ぇかせ ワイの根性注入したる
折れるなや くじけるなや鳴子章吉 4巻 RIDE 27 鳴子章吉! / RIDE8
坂道に対していつも面倒見がよく、おかーさん的な鳴子。得意分野がわかったところでそれを生かして坂道にすごいことをやらかしてほしい気持ちに鳴子自身の今泉への対抗心を乗せて、山頂を獲れ!と坂道に必殺技と根性を伝授するところ。
期待と対抗心。どちらの気持ちが欠けても、鳴子はここで坂道に必殺ワザを伝授することも根性注入することもなかっただろうなと思うのです。
坂道と鳴子の二人は節目節目で根性注入をしてるけど、そのきっかけとなる記念すべき鳴子の根性注入初登場シーンでもあって、やっぱり大好き。
お
オレはたった今 絶好調になった‼︎
東堂尽八 12巻 RIDE 97 希望を捨てて RIDE 29
説明不要のラスクラの始まりの場面。
他の人では無理!と思うほどカッキーの高く鋭く通る声がぴったりで、キャスティングの凄さを改めて感じます。
じわじわ緩みかけていた涙腺が決壊する合図。
か行
か
勝ちてーなら やれ 負けていいならやめろ
”勝ちてーのにやめる” そんな選択肢はねぇ‼︎寒咲通司 10巻 RIDE 83 負け RIDE 25
かっこいいしかことばが出ないくらいかっこいい。諏訪部さんの声だからさらにカッコよさが増幅されて、ああやっぱりかっこいい。
田所さん1年生、通司さんキャプテン時代。重量級のためまったく登れず、初心者にも抜かれプライドをズタズタにされ、勝てないから辞めると言う田所に得意を磨け、とアドバイスした時。続けていれば勝てる日はくるだろうけど、やめたら勝つ日は絶対来ねーぜ、と言いたかったんですよね。
今でこそ根性と努力の人のイメージしかない田所さんも、このころは経験者のプライドが強くて。人は変わるものだなぁと全然関係ないことを思ったりしました。
始まったばかりのスペアバイク田所編でこれから詳しく描かれるだろうとすごく楽しみにしているところです。
き
”希望” を他人に預けたりするけえ
ありゃあ自業自得よ
そがぁな人形どもはリタイアか最下位争いでもしとりゃええ‼︎待宮栄吉 20巻 RIDE 166 戦慄の待宮 / ROAD 08
まだ嫌いだった、どころか嫌いがピークだった頃。けど、
鋭いこと言うなぁ、ただ者じゃない、と思った一言でした。
3日間続くインターハイのレース展開の流れ、特徴、選手の心理を読み、仕掛けた作戦。ずるくていやらしくて、褒められたものではないけど、リアリストで賢いなぁと感心してました。
希望を他人に預ける、気づいたら似たようなことやりがちだなぁとちょっとブルッとします。自分の人生のハンドルは人に渡すな、とはよく言うけど、易きに流れ、毎日のルーティーンに乗って気づいたら自分の人生を流れるままに人任せにしてしまってた、とならないようにって大人こそこの言葉をかみ締めるべきだなぁと身にしみた一言です。
アニメでのこのセリフまわしのいやらしいこと!関さんのねっとりとしたいやらしさがもう大好き^^
く
くそ たかがチャリじゃねーか
なんでフラつく…
あいつは80km/h出してた 同じ高一だ
なんでオレに乗れない なんで進まねェ
くそ‼︎
なんでだよ‼︎荒北靖友 21巻 RIDE 175 前に / RIDE 30
毎日毎日やり場のないイライラを抱えていたヤンキー時代のアラキタさん。
”たかがチャリ” に、アクセルめいっぱいの原チャリを抜かれ、あたりまえだと思っていたことをガラガラと崩され、否応なく知らない世界の扉を開くことになったもののそれを受け入れられず戸惑う心情が溢れてて。
自分でうすうす分かっているけどそこから目を背けている時の、モヤモヤしてイライラする気持ち。あるあるな感じがすごく
け
回転数(ケイデンス)30上げます‼︎
小野田坂道 3巻 RIDE 23 サグリアイ / RIDE 07
欲しい未来があって、それにつながることがこれしかない、とわかったらごちゃごちゃ考えないで言われたことをすぐやる坂道の素直さ。できるかな、とか、やっても追いつけなかったらどうしよう、とか考え込んだり躊躇しないところが振り切れていてかっこいいです。
すぐごちゃごちゃ考えてしまうタイプの者からからみれば、これ自体すでに才能です。
素直って大事。
こ
来いや!
鳴子章吉 46巻 RIDE 398 来いや! / 未放送
好き、から、大好き、大大大好き!に変わった鳴子のセリフ。
ふだんどんなに言い合いをしていても、仲悪くても、実力を認めているからこそ、こういう時に来ると信じてる。意地っ張りだから絶対に言わないけど、こういう限界ギリギリのときになると、理性とか思考とか、フタをしているものがとっぱらわれて、心の底に隠している本音が吐露される、なんか人間ぽいな、人間くさいな、人間ていいな、とジワぁッときます。
54.5巻でこの場面を振り返った二人がかわいい。
続きます。