弱虫ペダルが好きすぎて

祝!連載10周年!!アニメ4期は2日目の山へ!週チャン連載はいよいよラストゴールへ!ゆるペダルナイトで『総北信号機トリオの手繋ぎゴール』を先生にお願いしたかったのに忘れて大後悔中。弱虫ペダルの好きな場面と時々声優関智一さんの舞台話など。

祝!アニメの聖地88選にラスクラの舞台、箱根が選ばれました!

f:id:life_is_road:20170830125609j:image

 
わたるん先生

もうとっくにご存知だと思いますけれど、うれしいニュースです!

「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」に、『弱虫ペダル』の聖地として箱根町が選定されたそうですね!
嬉しくてうれしくて、今日はうれし涙です。
どうしてか、ペダルのこととなると涙ばっかりです。


ラスクラの舞台、東巻の聖地、IH1日目の山場、数々の名言と名場面が生まれた場所。
今年の春に聖地巡礼した時のことを思い出してしまいました。

この箱根への旅は、私の中ではとても画期的な旅でした。

アニメの聖地巡礼なんて、って以前はちょっと小バカにしてたところがありました。
よく知らずにうわべだけの情報で、なんとなく、ただなんとなくそう思ってました。
(今から考えたら顔から火が出そうなくらい恥ずかしいです)

そうなんです、他人ごとだったんですよね。
遠くから眺めている感じで、聖地巡礼する人の気持ちとか考えたこともありませんでした。


だけど自分がその立場になってみると、遠くから眺めているだけじゃわからないいろいろなものが聖地巡礼には詰まってるんだということがよくよくわかりました。

 

まず自分でもとても驚いたことは、その場所のことをとてもよく観察したことです。
「国道一号最高地点 874m」という看板があることさえ、以前通ったときは気づきませんでした。


それにその近くにこんな石地蔵があるなんて、初めて知りました。
IHのコース的には山岳ポイントを過ぎてからの場所にあたる場所、道の脇の大きな岩に直接彫られていた石のお地蔵さま。

巻ちゃんと東堂さんのラストクライムをお地蔵さまもしっかり見届けられたんだろうなと想像しちゃいます。

 

f:id:life_is_road:20170830133001j:image


このときは車で行ったので、バイクで、自力で最高地点まで登ることはできなかったんですが、そこで素敵な出会いに恵まれてとても幸せな気持ちになりました。

沼津のほうからから登ってきたというロードバイクに乗ったお兄さんとお話しすることができたのです。最高点の看板のところでバイクを降りた姿を見て、これは間違いないと思ったら声をかけてしまっていました。やっぱりその方もラスクラの場所を自分で登ってみたいと一人で登ってこられたということでした。
ほんの2、3分の立ち話だったけど、心が通じ合ったような感じがして、すごく温かい気持ちになったのを今でもよく覚えています。その方のバイクと最高点の看板を写真に撮らせてくださいとお願いするといいですよ、と気持ちよくOKしてくださって、思い出に残る写真を撮ることができました。

 

f:id:life_is_road:20170830125639j:image

 

必ず自分の足で登って、自分のバイクと看板を入れた写真を撮るぞ、とかたく誓いました。

 

 

その時の旅は週末を利用した1泊2日でとても短いものでした。
そこに詰め込んだコースはおおよそこれだけ。

 

IH1日目 坂道くん落車現場と箱根の登り〜1日目ゴール地点芦ノ湖
合宿のCSCのコースを自分で走る
IH最終日 山中湖〜籠坂峠〜あざみライン〜ゴール

 

いろいろ下調べをして、かなり準備したつもりでしたが、行ってみたら準備不足を痛感してアイタタな場面もたくさん発生しました。

 

だけど

 

こんなに充実して
こんなに得たものが多くて
こんなに疲れて
こんなに楽しくて
こんなに感動した

 

旅は初めてかも!

もうぜったいに聖地巡礼バカにしたりしない、って誓いました(誓ってばっかりの旅です)。


知らない人とも自然に話ができるとか、その話の中でなんとなく感じる共通した空気感、同じ想いを持ってここまで来たんだな、ていうのがわかって親近感や仲間意識を名前も知らない他人に対して感じるって、とても新鮮な体験でした。

 

弱ペダをきっかけに言葉を交わしたひとたちはみんないい人ばかりで、
「自転車がつないでくれる」って坂道くんが感動したように、
弱虫ペダルがつないでくれた」って感動しました。

 


聖地巡礼する人の気持ちがわかってしまったら、もう。
行きたい聖地が一気に増えてしまって困っています(笑。

 

荒北さんが「オレはおまえにだけはほめてほしいんだ 福ちゃん」といって落ちたまさにその地点( RIDE 179「ラストステージ」21巻)

 

鳴子くんが「意地?そんなもん張ってナンボやろ!!」と叫んでその後「小野田くん……!! なんていうか 成長したなア」とつぶやいて散る籠坂峠の「その」地点( RIDE 194「意地」23巻)

 

巻ちゃんに出会い坂道くんが「巻島さん、本物ですか?」と思わず自分の目を疑ってしまった「ラピュタの道」と言われているらしい峠の雲海(劇場版)

 

手嶋さんが「ティーブレイクしてたんだよ!!」という「景色よかった」いろは坂のある地点( RIDE 329「ラインまで400m」39巻)

 

青八木さんが止まった車輪を眺めて「ありがとう 純太ーーー」と微笑む草津温泉近くのどこかの平坦(RIDE 452 「託した想い」53巻ぐらい?)

 

これからもどんどんその地点が増えていくに違いないのですが、リストが増えるほどそれだけワクワクする体験ができると知っているので、困りながらもニヤニヤしてしまいます^^

 


マンガを読んで、動いて声がついたアニメで見た、その場所に立つことで、

 

場面に浸り、なぞり、全身で五感で味わい、反芻して

感動がさらに膨らむ

 

こんな素晴らしい旅はない、と思います。

大大大発見でした。

 

絶対見つけてやるぞというよくわからない使命感が自分の中で生まれたのには笑っちゃいましたし、

マンガ・アニメの世界と現実世界が地図上のある地点でつながる感覚は時空を超えるような不思議な感覚でした。

 

作者わたるん先生もここをロケハンしたのだなと想像しながら眺めていると、先生はどんな気持ちでここを眺めたのだろう、この地点にしようと決めたのはなぜだろう、と先生の心の中に思いをはせてあれこれ想像が膨らみ、それも楽しい遊びになります。

 

 

そして、人として大事なことを改めて学びました。

 

「他人を尊重しよう」と口でいうのは簡単です。

だけど自分と違うこと、知らないことに対して批判したり、いい悪いを決めつけてしまう態度をそれとは気づかずにしてしまっていること、ないとは言い切れません。

 

実際以前の私はアニメの聖地巡りを小馬鹿にし、価値のないものと決めつけていたフシがあります。
だけど、そんなことはもうしないと今でははっきり言えます。

 

自分と違うものを認める

 

そんなシンプルで大切なことを聖地巡りは身をもって教えてくれたのです。

 

 

これも弱虫ペダルという作品に出会えたおかげです。

先生、坂道くんを、巻ちゃんを、東堂さんを生み出してくださって本当にありがとうございます!

 

 

 

P. S. ) 洞門は今は通行止めでがっかりでした><; 

f:id:life_is_road:20170830125824j:image

 

f:id:life_is_road:20170830125856j:image